多種多様な海の幸、山の幸が集まる、
自然豊かな宮城県。
「みやぎ食材伝道士」とは、そんな宮城県が
定める基準に則って与えられる称号です。
県によって技術が認定された生産者さんのもとで、
品目ごとに生産作業を実体験することが、
その認定基準となっています。
学んだ生産時の苦労やこだわりをお料理に添えて、
皆様にお届けするのが「みやぎ食材伝道士」の
大切な役割。店主は宮城県の伝統食材に直接触れ、
数多くの経験を積み食材伝道師の
三ツ星に認定いただいております。
宮城県仙台市―。
手間暇かけた和食をご提供する「旬魚旬菜 仁(じん)」は、
勾当台公園駅近くに「国分町店」を、北四番丁駅近くに「上杉店」を構えています。
“地のものを地の食べ方で愉しんでいただきたい”という想いから、
「厳選した地場の食材を、
職人の手でいかに美味しく仕上げるか」をテーマに掲げる当店。
多種多様な東北の食材が集まる仙台ならではの旬の味覚を、
作り手の感性と技術を駆使して、
当店でしか味わうことのできない逸品に仕上げています。
その過程の中で、地の食材への知識を深めて、
素材の魅力をより体現したいがために
“みやぎ食材伝道士”三つ星の資格を取得するにも至りました。
日本の四季を感じさせ、そして食べた者の心をも満たしてゆく…。
そんな宮城が誇る地元の幸を、
ごゆっくりとお愉しみいただければ幸いです。
国分町、上杉の和食・割烹「旬魚旬菜 仁」。
当店では東北の玄関口とも言える宮城に集まる食材を、特に美味しい旬の時期に合わせて仕入れています。食材を選ぶにあたって、生産者さんとの関わりも、当店が大切にしているところ。だからこそ、店主自身が目利きしたものだけではなく、信頼する生産者さんと直接やりとりをして取り寄せるものもあるのです。
素材本来の魅力をいかに調理で引き出せるかが、職人の腕の見せどころ。それ故に、お料理一皿ひと皿に、職人の個性が表れます。例えば当店では、石巻で獲れる鮮魚に、旬の野菜をソースにして合わせるなど、組み合わせの面白さを大切にしています。より美味しくお召し上がりいただくためにも、知識と技術を日々追求していきます。
旬の魚介は、店主の出身地である石巻の市場から、魚屋さんが毎朝持ってきてくださるものを使用しています。他にも、市場に出向き、直接見て選んだ魚介も欠かせません。店主の父が漁師だったため、昔から魚に触れる機会が多くあり、その過程で豊富な知識を培うことができました。今では、そんな目利きの技術も自慢の一つです。
鮮度が大切な野菜は、仙台の市場で吟味して直接仕入れたものをはじめ、お付き合いのある2つの農家さんから仕入れたものを使用。いかに美味しい野菜を作るかに拘り、自然農法を行う宮城県愛子の「佐藤さん」と、夏に名取名産ミョウガダケ、冬にセリを育てる宮城県名取の「三浦さん」から直接買い付けています。また、ソースとして使用する野菜も、魚介との相性を考えて選び抜くことを大切にしています。
お料理が盛られた“器”にもぜひご注目ください。当店で扱っているもののほとんどは、骨董屋さんから仕入れた陶器です。当店の格式に見合ったものを仕入れるためには、半年~3年かかることも。希望の色合いをお伝えして取り寄せることはもちろん、実際に骨董屋さんがご来店されて、当店のイメージを掴んだ上で選んでくださったものも使用しています。